みんなで逆境を乗り越えましょう!!

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、様々な自粛が叫ばれてきましたが、収束するどころか、感染者が増え続けています。日本が諸外国のように強硬な対応策を行っていないのは、経済を停止した時のリスクを避ける意味もあると思いますが、日本人のモラルの高さへの期待が大きいからではないでしょうか。ところが、緊急事態宣言が埼玉県を含め7都府県に出されると、他の県に娯楽を求めたり、買い物は認められるので家族総出で出かけてしまったりと、まだまだ危機感の足らない人がたくさんいるのが現状です。

学校では、昨年度末の3月から、春休みを挟んで5月6日まで、臨時休校になってしまい、まだ新年度がスタートできないままです。はたしてゴールデンウイーク明けに再開できるかどうかも分からない状況です。昨年度は、生徒たちが楽しみにしていた三送会ができず、卒業式も縮小で行った3学期でしたが、今年度はさらに様々な行事が実施できなくなるかもしれません。1学期中に予定されていた修学旅行などは、すでに延期になり、水上自然教室も縮小が決まりました。中止の可能性もあります。生徒たちは、はじめのうちはラッキーと思っていたかもしれませんが、暇をもてあましている生徒が多いようで、校庭開放には毎日60名前後の生徒が来ています。学習面では、課題プリントはあっても授業ができないので学習が全く進んでいません。学校が再開した後には学習機会を確保するために、「夏休みの短縮」や「週時数の増」などの計画をしています。

世界的な危機的状況の今、私たちにできることは我慢です。不要不急の外出はしない、密閉・密集・密接の3つの密を避ける、丁寧な手洗い、手作りを含めたマスクの着用、人との接触80%削減など、感染症拡大防止に対して一人一人の意識を高めなければなりません。1日も早く平常な生活ができるように、みんなでこの逆境を乗り越えましょう。

5月7日に学校再開ができるかどうか不安もありますが、現在のところでは

5月7日(木) 2・3年生…始業式、  1年生…臨時休校

5月8日(金) 2・3年生…午前中のみ、1年生…入学式(午後)

※入学式はできる限り密集を避けて実施できるよう、時差式などの方法を検討しています。

今後の予定等は、入学式の実施方法を含め、メール配信やホームページでお知らせします。メールの登録がまだのご家庭は、早めにお願いします。また、ホームページは新しいサイトでご覧ください。

保護者の皆様には、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

川口市立安行中学校長  磯 奈保子